こんばんは。はる(@little_patch_)です。
昨年末に友人に譲っていただいたフレクサレット4のファーストロールをやっと現像に出してきたので
作例も含めて使い方など二眼レフの魅力をお伝えしようと思います♪

Contents
フレクサレットとは
フレクサレットシリーズは旧チェコスロバキアの国営カメラメーカーMeopta(メオプタ)社が製造したカメラ。
初代フレクサレットは1939年から製造され最期のモデルフレクサレット7は1963年ゴロから製造されていたそうです。
私の持っているフレクサレット4は1955年から製造されたモデルらしいので今から64年も前、、!
そんな大先輩のカメラですが今でもしっかりと素晴らしい写真を残してくれます。
今までどんな人の手に渡ってどんな写真を残してきたのか、そんなことを考えながらファーストロールを撮りました。
フレクサレットの中だと6が完成形といわれていてグレーの外装がとてもかわいいのが有名なのですが
今回ご紹介する4も手になじむ使いやすいカメラだったので二眼レフ迷っている方にはぜひおすすめしたいです!
フレクサレット4のスペック
撮影用レンズ (テイクレンズ) |
Belar 80mm F3.5 最小絞りF22 3群4枚 |
ファインダー用レンズ (ビューレンズ) |
Meopta Anastigmat 80mm F3 |
シャッター | プロンターSVSまたはMETAX B, 1, 1/2,5,10,25,50,100,200,400 セルフタイマー付 シャッターチャージは手動 |
最短撮影距離 | 1m |
フィルム巻き上げ | ノブ式、自動巻き止め 二重露光防止付 |
使用フィルム | 120ブローニー/6×6cm (35mmフィルムでの撮影ができるlVa型も有) |
80㎜のレンズなのでポートレートにも向いてるのかな、、?
ぜひお友達を撮影してみたい(子供だと動いてかなり難しいので)
私も持っているのはlva型なのでアダプターさえあれば35㎜も撮れるらしい、、
中々出会えないらしいですがもし見つけたら購入したい!!!
フレクサレット4の使い方
それでは早速簡単な使い方と各ボタン等の説明をまとめてみます。

- シャッターレバー:4型の特徴でもある押し下げ式のシャッターレバー。③のチャージを下げてからシャッターを下げる
- レリーズ挿入口:レリーズ(外付けシャッターボタン)を使う場合はここにさします
- シャッターチャージレバー:シャッターを押すごとに毎回チャージレバーを下げます。手動なのでチャージしていないとシャッターはおりません。
- ビューレンズ:ファインダー(ピンとグラス)に写っている像はこのレンズが映しているもの
- テイクレンズ:撮影用のレンズ
- シャッタースピードダイアル:シャッターチャージ前に合わせておく。数字を赤い矢印に合わせれば完了
- セルフタイマーレバー:セルフタイマー使用時に下げる。(中古のものだと正常に作動しない場合が多いらしい)
- 絞り調節ダイアル:レバーを数字に合わせる。数字と数字の間ももちろん使用可能です。
- シンクロプラグ:フラッシュを使用する時はここに挿入する。
- フォーカスレバー:左右に動かしてピントを合わせていくレバー。
- ストラップ穴:ケースを使わない場合のストラップ用金具
- 巻き上げノブ:lVa型だとこのように数字が書いてあり写真サイズを調整するらしいです(アダプターがないので詳しいことは謎です、、)写真を一枚撮り終えたら巻くようにしましょう。次のコマまでいくとちゃんと止まります。
- 35mmのフィルムカウンター:これはフィルムの10の位を表すもので35mmのフィルムを入れた場合10枚撮ったら左のカウンターを1にする必要があるそう。これを忘れると13枚目が撮影できずフィルムの巻取りになってしまうので要注意!
- フィルムカウンター:ブローニーの場合は左側のカウンターは特に気にせずこっちのカウンターが12になるまで撮影できる。加算式のカウンター
- ストラップ穴:左右で同じ
- 裏ブタ開閉ボタン:ボタンを押すと裏ブタが開く。撮影中はあかないように時計回りに押しまわすとロックできる
まさかの番号被り💦
16.フィルム室:ここに新しいフィルムを装填する(装填方法は後ほど) - スプール室:こっちにからのスプールを移動する(写真では16に入っているがフィルム装填時に17へ移動)
- ファインダーフード:ここを持ち上げるとファインダーを開くことができる使わない時は畳んでおく
- ピント合わせ用ルーペ:詳細なピント合わせの時に使用。ここを除きながら⑩を調整する
- スポーツファインダー:動きのあるものを見るときはこのように素通しで見ることができる
ちなみに通常時はこのようにしまっている。ロゴを中に押し入れるとスポーツファインダーとして使用可能
ざっと紹介しましたが特に特別なことはなく単純作業で写真が撮れるので慣れるとおもいます!

ブローニーフィルム装填方法
続いては大切なフィルムの装填方法を解説!
初めての装填はあっているのかドキドキでしたが仕上がった写真を見たら間違ってはいなかったようなので一安心です。
- 裏蓋を開ける
- フィルム室に入っているからのスプールをスプール室に移動させる
巻き上げノブを引っ張るとスプールが入れられるようになります
移動完了! - フィルム室にフィルムをセットする
シールを外す
フィルム室にセットして
フィルムの先をスプールの穴にしっかり差し込みます
しっかり差し込んだら巻き上げレバーを挙げてスタート位置を合わせていきます
横の〇のところにスタートを合わせる(フジフィルムのフィルムはスタートと記載がありますがないものもあります)
文字がなくても矢印で合わせることが可能です! - 裏蓋を閉めてフィルムカウンターが1になるまで巻き上げる
結構巻き上げないとカウンターが変わらないのでこのままでいいの?!と不安になりましたがちゃんと1になって一安心。
ちなみに裏蓋が開かないようにボタンを時計回りに押しまわしてロックをすると撮影中にアクシデントがなく安心です。
1になればフィルム装填は完了です!設定を決めてシャッターチャージすればシャッターを切ることが可能です。
フィルムが争点できたら早速撮影に行こう!!
娘とお写んぽ。楽しかったー♩ pic.twitter.com/mKbJ7ZjXlc
— はる@patch! (@little_patch_) January 4, 2019
新年早々初撮りに行ってきました♪
ファインダー内は左右が反転しているので慣れるまでなかなか難しい画角決め、、。
子供を撮るのはハードルが高いことが良くわかりました。
そして見ているレンズと撮影するレンズが違うので近いものを撮ろうとするほど見えているものとの差が広くなるのでそのあたりの感覚も慣れていかないとずれます。
室内でファインダーをのぞいた時の写真 結構暗いのでピントがしっかりあっているかはルーペで確認したほうがよさそう。

ということで少しずつ撮影をして現像に出したので作例をご覧ください!
【作例】65年前のカメラ「Flexaret4」で切り撮った写真たち
今回は千代田線千駄木にお店があるイエロージャケットさんに現像をお願いしました。
ブローニーでは珍しい当日仕上げ(2時間)で料金も良心的だったのでこちらはまた別の記事で詳しくご紹介しますのでお楽しみに!

こちらが初ショット。平衡が取れてないのが気になるけど青が綺麗!露出計も初めて使いましたがちゃんとつかえていたみたい。

河川敷の後ろには町が広がっています

初めて子供撮影に挑戦した一枚。止まっててくれれば何とか、、!

ちょっと上に黒い線が出てるのは巻き上げ不足なのかな、、

こちらも線が入っています。。逆光には弱めですが光る川が綺麗
思いっきり太陽に向かって撮影
最短撮影距離をすっかり無視して撮影(しかも近すぎて画角ずれまくりです)

室内でもしっかり設定すれば撮影は可能ですがやっぱり外で使うのが一番な気がしました、、笑
デジタルでは残せないものを残す
最新機種がどんどん出てデジタルが主流の今の時代
少し逆行して立ち止まってみるとフィルムならではの写真の面白さに色々気づかされました。
天気を気にしながらフィルムを選んだり
枚数が少ないからこそ悩む構図があったり
無理をしてでも残したい瞬間があったり。
これからもきれいに残すことはデジタルに任せてフィルムにしか撮れない瞬間を収めていこうと思います♪

こちらのフレクサレットの作例は別記事でも公開中
→ブローニーの即日現像が可能な「イエロージャケット千駄木店」利用レビュー♩